2008/04/22(火)
ピグマリオン効果』
ひとまず、見切り発車で始めてみましょう。

ピグマリオン効果って何?】

以下の説明は、参考資料にもあげてます。福岡市教育センターより発行された平成16年度研究紀要(第698号)において、道徳研究室の方々が報告された『学習意欲と学習スキルを向上させる 道徳教育実践の試み』という論考の中での説明を反復しています。

従来から、子どもは「できる子」として扱われると「できる」ようになり、「できない子」として扱われると「できなくなる」傾向があると言われてきた。これが本当であることが、実験的に確かめられたと報告されたのが、ローゼンサールとジェイコブソンによって1968年に出版された『教室のピグマリオン』においてである。

この実験には前史があり、1963年にローゼンサールとフォードが、ネズミを用いた迷路学習実験を学生に行わせたが、その際、学生のネズミに対する期待の違いによって、実験結果に差が生じることがわかってきたのだ。つまり、同じ系統の普通のネズミであるにもかかわらず、一方を「よく訓練された賢い系統」のネズミであると言って学生に渡して実験させ、他方を「非常にのろまな系統」のネズミであると言って学生に渡した結果、「賢い」とされたネズミの方が、「のろま」とされたネズミよりも、よい成績を示したのだ。

そうなった原因の一つは、学生のネズミに対する扱い方の違いにあったのではないかと考えられた。学生は、「賢い」とされたネズミは丁寧に扱ったが、「のろま」とされたネズミは粗末に手荒く扱った。

ローゼンサールとジェイコブソンは、このような現象が、ネズミだけでなく教室の中での教師と子どもの間にも見られるのではないかと考えて、実験をやったのだ。つまり、教師が子どもに期待をすると、その子どもの成績が上がるというものだ。このことを実証したという報告がなされ、このような現象をピグマリオン効果と名づけたのだ。

参考資料:学習意欲と学習スキルを向上させる 道徳教育実践の試み

【次回は、そもそもピグマリオンとは何か?】の話の予定です。












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