2008/06/01(日)
儒学の創始者は【孔子】だ。春秋時代の末期のことだ。この時代は、
戦乱の時代であった。そこで、平和と安定を求めたのが【孔子】なのだ。
ここで出てきたのが、「修身・斉家・治国・平天下」。この中でも重要
な概念と言われるのが「斉家」である。人間がつくる最初の社会集団が
「家」(≒家族)。そこに愛が満ちていれば、国家や天下も争いはなく
なるというものだ。ここでいう「愛」のことを、【孔子】は「仁」と表
現した。夫婦の愛は「如」、親に対する子の愛は「考」、そして兄弟の
愛は「悌」となる。つまり、【孔子】は相手を思いやる気持ちで【社会】
あるいは【世界】を満たすと考えたのだ。これは、キリスト教の「隣人
愛」、仏教の「慈悲」という発想と共通する。
これが、戦国時代中期になると、【孟子】という人物が出てくる。王
道と覇道の対立概念を引っ張り出してくる。武力で世界の支配(ここで
いう世界とは中華だ)することを覇道と呼ぶ。【孟子】はこれを批判す
る。武力ではなく、徳をもって支配すべきとする王道を支持する。人間
の本性は善であるから、支配者の徳が人民を感化し、天下が治まるとす
る性善説の発想をとります。一方で、武力に頼った覇道をやっていると、
いずれ天が支配者を見放し、新しい支配者を天が迎えるという【易姓革
命】という思想を広めることになった。
さらに戦国末期になると、【荀子】という人物が出てくる。【荀子】
は【孟子】に対して、人間の本性は悪なのだから、支配者が徳をも
って人民を感化しようとしても無駄だとする性悪説をとる。「徳」の代
わりに「礼」で人々を規制せよと主張とするのだ。この発想を「礼治主
義」と呼び、後に、法家の【韓非】や【李斯】にも影響を与えることに
なる。
戦乱の時代であった。そこで、平和と安定を求めたのが【孔子】なのだ。
ここで出てきたのが、「修身・斉家・治国・平天下」。この中でも重要
な概念と言われるのが「斉家」である。人間がつくる最初の社会集団が
「家」(≒家族)。そこに愛が満ちていれば、国家や天下も争いはなく
なるというものだ。ここでいう「愛」のことを、【孔子】は「仁」と表
現した。夫婦の愛は「如」、親に対する子の愛は「考」、そして兄弟の
愛は「悌」となる。つまり、【孔子】は相手を思いやる気持ちで【社会】
あるいは【世界】を満たすと考えたのだ。これは、キリスト教の「隣人
愛」、仏教の「慈悲」という発想と共通する。
これが、戦国時代中期になると、【孟子】という人物が出てくる。王
道と覇道の対立概念を引っ張り出してくる。武力で世界の支配(ここで
いう世界とは中華だ)することを覇道と呼ぶ。【孟子】はこれを批判す
る。武力ではなく、徳をもって支配すべきとする王道を支持する。人間
の本性は善であるから、支配者の徳が人民を感化し、天下が治まるとす
る性善説の発想をとります。一方で、武力に頼った覇道をやっていると、
いずれ天が支配者を見放し、新しい支配者を天が迎えるという【易姓革
命】という思想を広めることになった。
さらに戦国末期になると、【荀子】という人物が出てくる。【荀子】
は【孟子】に対して、人間の本性は悪なのだから、支配者が徳をも
って人民を感化しようとしても無駄だとする性悪説をとる。「徳」の代
わりに「礼」で人々を規制せよと主張とするのだ。この発想を「礼治主
義」と呼び、後に、法家の【韓非】や【李斯】にも影響を与えることに
なる。
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